きっと皆さんもペットショップなどで可愛いワンちゃんをみると、「飼ってみたい!」と思われるのではないでしょうか。
もちろん犬を飼う時には、そうした感情というものがとても重要になります。
しかし、実際に犬を飼うとなると、飼い主として私たちにも色んな「責任」というものが生じてくるのです。
愛犬を守り、さらに自分や家族、そして周りの人を守るためにどんなことが必要なのでしょうか?
せっかくなので、少しここで一緒に考えてみましょう。
絶対に忘れてはいけない「予防接種」
人間でも子供の時に色んな予防接種を受けるのではないでしょうか。これは、体の弱い子供を守るために非常に重要なことです。
同様に犬にも予防接種が必要になります。
基本的には、母犬の初乳・母乳を飲んで育ったワンちゃんであれば生後2か月くらいで初めての予防接種、そしてそれからまた1か月後にもう1回接種します。
その後は毎年1回ずつの摂取になります。
この予防接種というのは、「混合ワクチン」と呼ばれるもので、実は色んな種類があります。
つまり何種類予防できる抗体が入っているかで2種~9種くらいまで選ぶことができます。
初めて犬を飼う方であれば最低でも5種くらいの混合ワクチンを接種させると良いでしょう。
もちろん念のため9種のワクチン全てを接種させる飼い主さんもいますが、その中には日本の南で多く発生する病気に対する抗体などマイナーなものもありますので、動物病院で相談してみることができます。
気になる料金というのは5000円から10000円を考えておけば良いでしょう。
過剰なワクチン接種は危険!?
ワクチン接種というのはホルモンバランスに影響を与えるものです。
ですから発情中、妊娠中の犬、授乳中の犬に接種をすることは避けた方が良いでしょう。
もし妊娠中にワクチンを接種させると最悪、「早産」とか「流産」を引き起こしてしまうことがあるのです。
さらに過剰にワクチンを接種すると、内分泌系に悪い影響があって抗体ができにくい身体になります。
また甲状腺の機能が低下して攻撃的になったり、てんかん等の病気を発症するという報告もあります。
つまり愛犬の健康のためと思って接種するワクチンが、逆に健康を損なう原因になることがあるのです。
ぜひ、不安な時には獣医さんに相談してみてください。
狂犬病の注射も忘れないで!
愛犬だけではなく、自分たちもしくは周りの人を守るために「狂犬病」の注射というのは実に重要なことです。
この注射は混合ワクチンの接種が終わって、大体1ヶ月以内に行うことが多いようです。
最近では、自治体が1年に数回、集合注射を行ってくれる所も増えています。
狂犬病というのは日本では発症があまり見られるものではありませんが、鳥インフルエンザとか狂牛病と同じくらい怖いものなので絶対に摂取させましょう。
さらにこの狂犬病の予防接種は「法律」で決められています。
もし狂犬病注射をしていない皆さんの愛犬が誰かを噛んだ時には、数十万円の罰金を取られることもあるのです。
費用は2~3000円というところでしょう。
ワンちゃんは保健所に登録する
これも飼い主で法律で求められている責任となります。
犬の登録は生後3か月を過ぎた時点で行うことができ、保健所で自分で行うこともできれば、動物病院に代行してもらうこともできるのです。
おススメは、生後3か月のワクチンを動物病院で摂取するときに、一緒に手続きするということです。
狂犬病の予防注射の時に申請するという方法もありますね。
このように、犬の飼い主になるということには、色んな責任が伴うことを覚えておきましょう。
色々列挙しましたが、こうした手続きというのは愛犬と過ごす楽しさを考えると何の負担にもなりません。
ぜひ、しっかりと責任を果たして愛犬と自分たちを守っていきましょう。
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