愛猫に名前をつけて呼ぶけどなかなか反応してくれないなんてことありませんか?
せっかくかわいい名前を付けたのにまったく反応がないと悲しくなってしまいます。
それで今日は良い名前の付け方のコツや利点を紹介したいと思います。
猫は名前が分かる?
たとえ自分の名前と初め認識しないとしても、ある特定の音と物事を結び付けておぼえられれば、気を散らすような場面であってもその音を聞いたときに、こちらに注意を向けさせることができます。
大体の場合わたしたちは名前をつけて呼びますが、必ずしも名前で呼ぶ必要があるわけではありません。
指をならす、あるいは別の音の出るものを使って呼ぶことができます。
大事なのは、その音が聞こえた時には、いいことがある!と猫に覚えせることです。
つまり、名前で反応するわけでなく、聞こえてくる音を記憶し反応するということですね。
それで、餌の袋を開けた時に知らずに近くに猫が寄ってくるなんてことがありますが、袋を開ける音と、餌をもらえるという行為が、頭の中で結びつくのでしょう。
これは猫だけでなく人間にも当てはまりますね。
名前を覚えさせよう!
猫は、音節が短く濁音(ガギグゲゴなど)の含んでいる音が聞き取りやすいといわれています。
好きなハリウッドスターの名前(例:レオナルド・ディカプリオ)のような長いものはあまり理想的とはいえないかもしれません。
また、例えばコタロウと付けたとして、愛称でよんで「コタちゃん」「コウちゃん」など呼び方はいろいろあるかもしれませんが、初めは覚えさせるために呼び方を変えず統一するとよいかもしれません。
名前以外の音を使うときは、日常生活であまり聞くことのない音を選びましょう。口笛などは飼い主オンリーの音なので良いかもしれません。
うるさい環境でもよく通る音がいいですね。
しつける際は空腹であるならより効果が上がります。
しつけた後にご褒美をあげるなら「これをしたらよいことがある!」という快感となり、より早く覚えるでしょう。
ジャストタイミングで名前を呼ぶ
最初に、餌を手に取って猫の鼻に近づけます。
いい匂いにつられて猫が欲しがったところで、決めておいた名前を呼びましょう。
あまりに空腹だと手をかんでくることがあるかもしれないので、そういう場合にはスプーンなどを使ってもいいと思います。
この時に注意するのは、名前を呼ぶタイミングです。
えさを与える0.5秒前を意識しましょう。
それが早すぎても遅すぎても学習効果が減るのでちょうど良い間で与えるように注意しましょう。
猫は犬と比べて学習のスピードが劣るので時間がかかるかもしれません。
でもあきらめないでください!きっと最後には習得してくれるでしょう。
飼い主さんがあまりあせらずしつけもコミュニケーションの一つと楽しんでください!
そうすれば覚えてくれた時の感動もひとしおです。
名前=快感
「名前に反応すると良いことがある」と思い込ませるために、名前を呼んだ後に叱ったり不快感を与えることを避けましょう。
もしそうしてしまうと、名前を呼ばれる=快感という思考が崩れてしまい、反対に呼ばれると逃げてしまうようになるかもしれません。
あくまでも最初は、「名前を呼んだあとは必ずご褒美がある」というパターンを徹底してください。
その後慣れてきたら、名前を自覚してきたか確認するために、猫が何かをしているときなど、多少気が散らされる状況で呼んでみるようにしましょう。
こちらを少し向いてくれれば、ある程度学習している証拠です。
あきらめずに、つづけてやってみてください。
名前を呼んで反応が返ってくれば愛着も増しますね。猫ちゃんに似合う名前を楽しみながら考えて、ぜひ覚えてもらいましょう!
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