1匹飼うともう1匹、2匹いれば3匹も変わらない・・・と考えていくと5匹も6匹も7匹も変わらない!となってしまい、最終的にたくさんの猫を飼っている人って稀にいます。私の周りにも普通の家庭ですが、家族全員が動物好きで猫10匹、犬12匹を飼っている家を知っていますが、複数のペットがいれば人間と同じように仲の良いペットもいれば仲が悪いペットも存在するんだとか・・・。今回は特に猫についての複数飼いで気をつけるポイントを紹介します。
猫はそもそも単独行動する生き物と認識
猫を複数飼うということは生物学的に考えると少々おかしなものかもしれません。
なぜなら猫という生き物は元来単独行動をする生き物ですから、何匹も同時に集団行動するというのは猫にとってもストレスになり兼ねないということを重々承知の上飼うべきです。
集団生活をさせることによって体調を崩すようなことやストレスになるようなことがあった場合、その猫は幸せなのでしょうか?
できるだけ猫を尊重し、快適な生活を送れるように務めたいものです。
「生まれてから常に複数」と「元々は1匹」では育て方が異なる
複数猫を飼う場合でもパターンは2つあります。
1つ目は同時期に生まれ2匹や3匹まとめて飼い始める場合です。
その場合は何事も一緒に行動させる方が良いと言われます。同時期に同じような環境で育った猫同士は喧嘩もせずに仲良くいられます。人間だってそうですが、やはり自分と同じような環境で生活し育つと「幼馴染み」として安心感を持ち仲良くいられるのと同じでしょう。
2つ目は元々は異なる場所で飼われていた猫や購入した猫、野良猫を自分の家に招き入れ、先輩猫がいる場合です。
この場合は最初は細心の注意を払ってください。まずは徐々に慣れさせてあげることが大事です。
猫は「縄張り」を持つ生き物ですから、縄張りを確立している猫の邪魔にならないように少しずつ少しずつ慣れさせていくことが重要なのです。
「ケージ」をうまく活用する
そこで大事になってくるのが「ケージ」です。
直接猫同士を対峙させると、特に先輩猫は自分の縄張りを荒らされるのではないかと思い攻撃的になるでしょう。
直接の攻撃を避けるためケージに入れますが、少しゆとりのあるケージに入れた方がストレスは少ないでしょう。
しかもその際にケージに入れるのは「新入り」のみ。
先輩猫が過剰に新入りに臆病になっている場合は、まずは別部屋に隔離し、徐々にケージ越しで対峙させるような形で慣れさせるくらいで良い場合もあります。
必ず「先輩猫」を優先してあげる
先輩猫がいる場合は必ずそちらを優先してあげるような気遣いを心掛けましょう。
人間の場合でもよく弟、妹ができると兄、姉が「赤ちゃん返り」になることがあります。これは猫も同じであまり人に甘えたり、媚びたりしない習性の動物と言われる猫でも焼餅を妬く場合があります。
飼い主を奪われたというショックから抜け毛が多くなったり、白髪が急激に増えたり、食欲を無くしたりなどの体に起こる変化さえも起こるのです。
必ず、過剰と言っても良いくらいに「先輩猫」を優先してあげましょう。新入り猫が入って慣れるまでは数週間~数ヶ月間掛かる場合もあります。
これらのことを注意して共同生活を送れれば猫同士も慣れた際には仲良く生活できるのではないでしょうか。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC雨のち時々いつか晴れさんより
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