人間が活動している時間や日中猫は日向でごろごろしているのをよく見かけませんか。
外でも野良猫でコンクリートでごろごろしている姿を見るととても癒されますよね。
家で一緒に過ごしている飼い主さんはちょっと寝過ぎなのでは?なんて思う事もあるのではないでしょうか。
ここでは猫の睡眠時間は一日でどれくらいなのか、調べてみました。
猫の睡眠時間は?
猫の睡眠時間は人間と違いとても長いです。
一日、成猫で12~16時間、子猫では19時間程度寝ています。
成猫より子猫の方が体力がないので睡眠時間は長めですが、子猫は1日5時間程度しか起きていないことになります。
成猫でも犬を飼育している飼い主さんから見たら12~16時間は寝過ぎじゃない?と思う時間です。
どうして睡眠時間が長いの?
どうして睡眠時間がこんなにも長いかというと猫は肉食動物です。
獲物をとらえるための体力を温存するために睡眠をとっているのです。
動物園などを見に行くと、ライオンが寝ている姿を見かけませんか?
ライオンも猫と同じで獲物を捕らえる時のために体力を温存しているのです。
野生では餌を食べられないと死んでしまいます。
そんな野生の頃の習慣が残っているために睡眠時間が長いのです。
猫の眠りは「レム睡眠」がメイン
睡眠時間はとても長いですが、実は「レム睡眠」の状態がほとんどです。
「レム睡眠」は身体は休んでいますが、脳は起きている状態でウトウト寝ている状態の事です。
そのため、近づいたり、物音がしたりすると簡単に起きてしまいます。
身体も脳も完全に休んでいる状態の「ノンレム睡眠」は1日で3時間程度しかないようです。
睡眠時間が長くなる原因はあるの?
睡眠時間があまりにも長いと病気なんではないか、体調が悪いのではないかなど心配してしまう飼い主さんもいると思います。
猫の睡眠時間が伸びる原因は年齢、病気、季節などがあります。
年齢により睡眠時間の変化は子猫の時は長く、成猫の時に少し短くなり、老猫の時にまた短くなります。
成猫の時より睡眠時間が延びたなと感じた時は年齢が要因かもしれません。
病気による変化は睡眠の変化以外にも食欲不振などの症状も見られますが、腎臓病や糖尿病などの可能性があります。
睡眠時間の変化以外にも体調の変化がみられる場合はできるだけ早く動物病院を受診しましょう。
冬になると睡眠時間は増えます。
寒いため活動量が減るからですが、トイレを我慢することも多く膀胱炎などの病気を引き起こす事もありますので、部屋の中を温めてあげましょう。
さいごに
ここでは猫の睡眠時間についてお話しました。
猫はたくさん寝る動物ですが、それには理由があり、睡眠をとる事で食事をする時の体力を温存していました。
しかし、猫はたくさん寝ているのにもかかわらずほとんどはうたた寝のような身体は寝ていても脳は起きているレム睡眠の状態であった事には驚きです。
実は周囲に気を張っているのかもしれませんね。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC BlueMomentより