猫は自分で身体を舐めてきれいにする動物です。
それゆえに毛玉を吐く事があります。
健康な猫でも起こる症状ですが、あまりにも頻繁に吐くようであれば飼い主さんも心配してしまいますよね。
ここでは猫が毛玉を吐く原因、対処法、予防法についてお話します。
猫が毛玉を吐く原因とは?
猫が毛玉を吐く原因は、過剰な毛づくろい、皮膚疾患などの病気、消化器疾患、ケア不足などが考えられます。
猫の精神的なストレスなどにより、いつも以上に毛づくろいをすることで毛玉を吐いてしまう事が考えられます。
同居猫や動物が増えた、飼い主さんの環境が変わった、模様替えをした、引っ越しをしたなど考えられることはありませんか。
猫ができるだけリラックスできるよう前の環境に近付け、くつろくことのできる空間を作ってあげましょう。
皮膚疾患などの病気では身体が痒い、何か違和感があるなどの原因によりいつも以上に身体を舐めることで毛玉を吐いてしまう事が考えられます。
猫の毛をかき分けて、何か皮膚疾患はないか、ノミやダニなどの寄生虫がないかなどを確認しましょう。
赤みなどがある場合はできるだけ早く動物病院を受診しましょう。
胃や腸などの消化器系疾患も?
消化器疾患により毛玉を吐く事が考えられます。
胃や腸などの消化器が炎症を引き起こすことで猫が吐く事があります。
何度も吐いてしまったり、食欲や元気もない場合はできるだけ早めに動物病院を受診しましょう。
消化器疾患や皮膚疾患などで毛玉を吐いている場合は症状が改善すると毛玉を吐く事も減りますが、減らない場合は他に原因がある事があります。
何か原因が分からない場合は動物病院で相談しましょう。
最後に、ブラッシングを怠るなどのケア不足により毛玉を吐く事があります。
猫も毛が抜けます。
その抜け毛はブラッシングする事により除去することができますが、飼い主さんがブラッシングを怠ると本来抜けるはずの毛がそのまま残り猫が毛づくろいをした際に抜け、飲み込んでしまうからです。
2,3日に1回程度はブラッシングをしてあげましょう。
毛玉を吐いた時の対処法は?
毛玉を吐いた時の対処法としては、猫の様子を観察し、特にいつもと変わらない様子であれば少し様子を見ましょう。
ただ、いつもと様子が違う、ぐったりしている、吐いた物に血が混じっていた、2,3度続けて吐いて様子がおかしいなど感じた場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
猫が毛玉を吐くのは健康でも起こりますが、あまりにも頻繁に起こっている場合は病気の事が考えられますので診察を受けましょう。
猫の様子がいつもと変わらないようであれば、最近ストレスの罹ることはなかったか考えてみましょう。
それもなければ、ブラッシングをもう少しこまめにおこなうようにしましょう。長毛種の猫であれば毎日行いましょう。
毛玉を吐かなくする予防法
毛玉を吐かなくする予防法はブラッシングの他にも、毛玉予防のサプリメントを飲む、毛玉予防対策をしているフードに変更する、トリミングに出すなどがあります。
毛玉予防のサプリメントやフードは動物病院に置いてある事もありますし、最近ではインターネットでも購入することができます。
長毛の猫で毎日のブラッシングが難しい場合はトリミングに出してもいいかもしれません。
その猫や飼い主さんににあったスタイルでトリミングしてくれます。
さいごに
ここでは猫が毛玉を吐くときの原因、対処法、予防法についてお話しました。
猫が毛玉を吐いた時の対処法は健康でも吐くからと軽く見ずにしっかり猫の様子を確認しましょう。
健康で毛玉を吐くのではなく、隠れていた病気が見つかる場合もあります。
予防法には自宅で簡単にできるブラッシングからサプリ、フードで毛玉予防ができる事もあります。
飼い主さんにあったスタイルの毛玉予防法を試してみてください。
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