愛する猫ちゃんが自分の体を舐めている姿って見たことありますよね?ペロペロしている姿がたまらなくかわいいです!!
あの行為って一体なぜやっているのでしょうか。私が飼っている猫は何かを舐めていないと気が済まないというほど頻繁に体を舐めています。
アメリカのペット関連情報サイト、Petfinder.comではバーバラ・ペツァニート博士の研究情報を基にその理由について解説されています。
猫は起きている時間の半分は自分を舐めている
バーバラ・ペツァニート博士の研究によると衛生面に非常に注意深いとされ、「きれい好き」という言葉が最も似合う動物の一つである言います。
自分を舐めるという行為は、もちろん、自身を手入れするために行う訳ですが、方法としてはザラザラな凹凸のある舌を使い、舐める個所を唾液で湿らせて綺麗にしているわけです 。
信じられないかもしれないですが、成猫は1日のうち起きている時間の半分程をこの「毛づくろい」や「グルーミング」と呼ばれる自分を舐める行為に費やしていると言います。
猫は元来几帳面である
母猫は、子猫が誕生後すぐに、尿や排泄物を出させるために子猫の体を舐め回します。
生後約4週経った、子猫は自分の体のを手入れし始める時期になります。もちろん自分だけではなく母猫を舐める行為も同時に行います。
そして5週目には、子猫は母猫のみならず兄弟猫のグルーミングも行うことが確認されているようです。
この行為は自分の匂いを付けるためだとか仲間意識を持つことだとか、その後の「縄張り争い」や猫界の社会的ルールを営むためのひとつの手段として非常に大切な行為と言われます。
舐めるのは自分だけではない
舐める行為は何も自分自身だけに留まりません。
もちろん飼い主の体を舐める場合もあります。
顔を舐めてくることもあれば手を舐めてくることもあり、指先、足先と舐めてくる猫もいるでしょう。
しかしそれは一種の愛情表現で飼い主への「甘え」や「撫でて欲しい」という合図の可能性が高いです。
しかし猫は往々にして猫自身のあらゆる場所を舐めています。
言ってしまえば肛門などの不衛生な場所ももちろん舐めているのでそういうことを考えるとあまりいい気分はしません。
毛づくろいやブラッシングを飼い主はするべきか?
仮にあなたの猫が、ブラッシングされるのを楽しみにしていたり、または猫の体をきれいにする行動をするならば私はお薦めします。
猫の手入れをしてあげることは、あなたと猫の間の信頼関係やつよい絆を育んでくれることとなるでしょう。
さらには猫の「毛」がアレルゲンとなりアレルギー症状や呼吸器疾患に悩まされる人もいるそうです。
そのようなことを防止するためにもきれいに猫の毛を掃除できるのであればしておいて損は無いでしょう。
定期的に清掃業者を呼んでマットや毛の付着しやすい場所を掃除したり、嫌がらなければ猫にシャンプーをしてあげるのもひとつの手かもしれません。
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