猫がフードを食べている姿は可愛らしく見入ってしまいますよね。
しかし、急いで食べるとフードを吐いてしまうこともあります。
そんな猫が急いでフードを食べて吐いてしまうのを防ぐ方法についてお話します。
猫が急いでフードを食べて吐くのはなぜ?
猫が急いでフードを食べてしまう姿は飼い主さんから見て愛らしい姿かもしれませんが、吐いてしまうとなると可愛らしいだけでは済みません。
猫が急いでフードを食べてしまう時に吐くのは、単純に「食べ過ぎ、早食い」が原因の場合以外にも、「消化器疾患」、「食物アレルギー」などの病気の可能性もあります。
食べた後に毎回吐いてしまう、毛玉も一緒に吐く、元気がない、排便・排尿の様子などの変化があるなどの体調の変化がみられる場合は消化器疾患の可能性もあります。
消化器疾患以外にも、皮膚の炎症、痒みや、これを食べると吐くなと感じた場合は動物病院を受診し、一度相談してみましょう。
猫が急いで食べるのを防ぐためには?
猫が急いでフードを食べるのを防ぐためにはフードの1回量を減らし、回数を増やしてみましょう。
少量を頻回与える事で、一度に大量のフードが胃の中に入ることを防げます。
1日3回だったところを1日5回に増やすことで満腹感も増します。
そのため、おやつの量を減らすこともでき、ダイエット効果もあります。
他にも猫の早食いを防ぐためには早食い防止の食器があります。容器には凹凸があり、フードをゆっくり食べる事に繋がります。
1日の回数を増やすのは難しいようであれば早食い防止グッズなどを活用してみましょう。
猫が吐いてしまう時の対処法は?
猫が吐いてしまう時の対処法は「様子を観察する事」です。
一度吐いた後の様子を観察しましょう。
何度吐いたのか、吐いた後の様子、元気、排尿・排便の様子なども確認しましょう。
あまりに吐いてしまう時は、胃腸炎や腸閉塞などを引き起こしているサインの可能性もあります。
もともと猫はあまり水を飲まないため、嘔吐や下痢などをしているとすぐに脱水を引き起こしてしまいます。
猫が吐いてしまう時はできるだけ早く動物病院を受診し、検査を受けましょう。
ブラッシングもこまめにやりましょう
猫は舌がざらざらしていて、よく毛繕いをしているイメージですが、飼い主さんのブラッシング不足により、毛球症を引き起こしてしまうことがあります。
毛球症とは胃の中に被毛が溜まってしまう病気で、毛が溜まる事により胃の働きが鈍くなり嘔吐などを引き起こします。
こまめにブラッシングを行うことで猫が毛繕いをした際に体内に被毛を取りこむ量を減らしてあげましょう。
さいごに
ここでは猫が急いでフードを食べて吐いてしまうのを防ぐ方法についてお話しました。
猫が食事を取っている姿は可愛らしく癒されますが、急いで食べて吐いてしまうのを繰り返してしまうと心配になってしまいますよね。
そこで、早食いを防ぐために「少量を頻回与える事」や「早食い防止グッズ」などを活用していきましょう。
これらの方法を取り入れても、吐いてしまうのであれば、消化器疾患や食物アレルギーなどの病気が原因の可能性がありますので、猫の様子に何か変化があれば、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC 見つめる子ネコ YUE_NANAMI