ペットを飼っていて手間がかかるのは排泄にかかわる事です。
排泄の方法はペットによって異なりますが、今日は猫の場合についてお話ししたいと思います。
ペットも飼い主さんも快適に生活するため欠かせない問題です。
快適なトイレ選び
2014年のカナダの獣医大学が行った調査によると、猫は大きめのトイレを好むようです。
その調査では、性別、品種、年齢が異なる猫を4週間観察しました。
トイレを部屋の対角線上に設置し、一方は50×50センチの普通サイズ、他方86×86センチの大きいサイズを使用しました。
時々位置を入れ替えて観察した結果、約8,000回の排泄のうち大きいサイズのトイレの使用が5,000回と、普通サイズのトイレの使用を上回りました。
この結果からできるだけ大きいサイズのトイレを選んであげると安心して猫は用をたせるということが分かりますね。
大きさだけでなく種類もたくさんあります。箱型、ハーフドーム、ドーム、システムなどです。
それぞれメリットデメリットがありますが、猫ちゃんの気に入ったものを選んであげるとよいでしょう。
どこに設置するかも大切です。
排泄するところを見られるのを猫は嫌うので、人通りの少ないところ、においも気になるので風通しがよく換気できる場所、また食卓から離れた場所がよいと思います。
きちんと清掃
良いトイレを準備すること、環境のよいところに置くこと以上に大切なのは衛生管理です。ポイントは3つです。
1,排泄物をはやめに片づける
2,猫砂の取り替えはこまめにする
3,トイレは薄めた漂白剤で洗う
具体的にどのようにできるか簡単に説明したいと思います。
まずトイレの個数ですが、飼いネコ数+1個かそれ以上あるといいと思います。
すぐに掃除ができない時の替えとして役立ちます。
排泄物を処理するタイミングですが、排泄をしたらすぐ、家にいなければ帰宅後すぐに行うのが理想です。
ウンチの処理はビニール手袋をしてつかみ、観察してからトイレに流します。
ウンチがしてあった周辺の砂も捨てるとよいでしょう。
最後に猫が口にしても大丈夫な除菌スプレーを振り掛けて、砂を平らにします。
猫砂の全取り替えは基本的には一週間に一度でしょうか。
使用している猫砂にもよると思いますが、少なくなった、汚れたなどその時の状況で決めてよいと思います。
トイレの掃除は薄めた塩素系漂白剤を使います。
十分きれいに洗い、すすぎ、日に当てて干すとベストです。
あくまでも参考ですので、おうちでのやりやすい方法を考案してください。
猫はデリケートですのでトイレが汚いと排泄を我慢して病気になることもあります。
常にトイレを清潔に保っておくことは飼い主さんの責任です。
ぜひ忙しくても続けていきましょう。
排泄物のチェックをして健康管理
排泄物を見るのは気持ちのいいことではないですが、猫は自分で見ることができないので、飼い主が代わりにチェックし健康状態が良いか悪いか管理してあげることは大切です。
軟便か色はどうか、便秘していないかなどは、健康状態を知るうえで役立ちます。
排尿の回数などもかきとめてあげているなら、わずかな異常にもすぐに気が付き重症になる前に措置を講じることができるでしょう。
「具合が悪い」と言ってくれればいいですが、忙しい毎日を送っていると異変に気付かないこともあります。
けれど排泄物はそのメッセージを代わりに知らせてくれるので、ちゃんと観察することを忘れないようにしたいですね。
見てきたように、猫のことを考えてトイレを準備し、きれいに保ち、健康状態を毎日チェックするのは骨の折れる仕事です。
けれど家族の一員として大切に思っていることの表れでもあるのでしっかりお世話をして長生きしてもらいましょう。
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