• 2024年 11月 25日

猫の尿路結石の予防法

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猫は尿路結石を発症しやすい体質をしています。

寒くなるとますますトイレに行く回数や飲水量が減り、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器疾患を引き起こしやすくなります。
ここでは猫の尿路結石の予防法をお話します。

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猫の尿路結石はどうしてできる?

猫の尿路結石の原因としてキャットフード、ストレス、環境的要因、遺伝などがあげられます。

もともと猫の祖先は砂漠にすんでいたため猫はあまり水を摂取しない動物です。そのため尿路結石を比較的起こしやすいのかもしれません。

模様替えや引っ越しなどでトイレの場所が変わった、寒くてトイレにいかずに、膀胱に長時間尿が溜まり細菌が繁殖し尿のPHが傾いてしまうと、結晶ができやすくなります。

尿のPHは中性が正常ですが、アルカリ性に傾くとリン酸アンモニウムマグネシウム結晶(ストラバイト)、酸性に傾くとシュウ酸カルシウム結晶や尿酸アンモニウム結晶などができてしまいます。

尿路結石は遺伝の影響も受けます。

父親もしくは母親が尿路結石症であれば高い確率で尿路結晶はできます。

そのため、食事管理や定期的な尿検査などで尿路結晶を引き起こさないように注意したほうがいいでしょう。

猫の尿路結石の症状は?

猫は痛みなどを隠す傾向がありため、飼い主がいる時は痛みを我慢し隠してしまう猫が多いです。

猫の尿路結石の症状は、血尿や尿がキラキラしていたり、ザラザラしている、トイレに何度も行くのに尿が出ない、鳴きながら排尿をする、尿が出なくなるなどです。

尿に血が混じる以外にも、オレンジや茶色など尿の色が変わっていた場合も尿路結石の可能性があります。

尿が出なくなるとかなり危険ですので、できるだけ早く動物病院を受診したほうがいいでしょう。

他にも腹部などを触ると痛がるなどの症状が出る場合もあります。

猫の尿路結石は膀胱や尿管などを傷つけ膀胱炎を引き起こす事もあるのでできるだけ早い治療が望ましいです。

猫の尿路結石の予防法

・尿路結石予防用のドライフードに変える

ドライフードを尿路結石用のドライフードに変更する事で尿路結石を予防することができます。

動物病院などで尿路結石だと診断された時に処方される特別療法食です。

ロイヤルカナンやヒルズから販売されているドライフードです。

尿路結石が出た場合、人間の食事やおやつなどを与えないようにしましょう。

・水分をたくさん飲めるようにする

水分をたくさん飲む事で尿が薄くし、排尿回数を増やします。

飲水量が少ないと尿が濃くなり排尿回数も減り尿路結晶ができやすくなりますので、できるだけ水を飲めるように何箇所かに飲水できる場所を作るのも方法の一つです。

ドライフードにぬるま湯などをたしふやかして与えるのも飲水量を増やす方法として有効です。

・ストレスを与えない

人間同様猫もストレスを感じます。

適度に運動できるようおもちゃで遊んであげる、もしくは一人で遊べるようにおもちゃを置いておくといいでしょう。

他にもキャットタワーを設置するなど室内飼育でも運動できる環境を整えてあげましょう。

・模様替えはしない

模様替えをするとトイレの場所や食事などの場所が分からなくなります。

特にトイレの場所をこまめに変えてしまうと猫自身どこに排尿していいか分からなくなりますので、ここと決めたらできるだけトイレの場所は変更しないようにしましょう。

まとめ

ここでは猫の尿路結世紀の予防法についてお話しました。

猫の尿路結石症はいくつか原因がありますが、自宅で押さえる事の出来るものもいくつかあります。

尿路結石症にならないよう予防としてドライフードの変更、飲水量を増やす工夫をする、ストレス解消など自宅でできるケアはできるだけ取り入れてあげましょう。

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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC s********************pさんより

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