• 2024年 11月 25日

商品ではなく「ペット」として動物を取り扱う画期的な法をカリフォルニア州が初承認!?

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ペットショップに行って、犬や猫に「値段」が付いていることを意識すると何だか残念な気分になります。

長くペットを飼うと、家族同然のような感覚を覚えるのは私だけではないでしょう。

しかし一部の人間はペットを「商品」や「製品」などの「物」としての扱いでしか考えていない人もいるようです。

そんな非人道的な考えを防止するようにアメリカのカリフォルニア州で画期的な法律が成立したと、ニュース情報サイトのHUFFPOSTが記事にしました。

以下、記事からの翻訳文となります。

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ペットは家電製品ではありません。

生きているし、呼吸をしている、彼らが私たちに与える忠誠心や思いやりに値するほどの愛おしい動物であります。

これが、非人道的なコストで、ペットショップの在庫を増やすために、残酷な子犬繁殖を止めるべく必死に争ってきた理由です。

子犬繁殖の問題に対する認識が高まっている一方で、州や連邦レベルでの人道的規制は進展が遅れています。

連邦政府は特に、子犬繁殖工場にて犬を守ることに失敗し続けているのです。

しかし、いくつかの州では、主導権をにぎっています。

カリフォルニア州でのペットショップに関する心ある条例

カルフォルニアの230以上ある都市、町、群のうち36の地方自治体が、その自治体にあるペットショップで残酷に飼育された動物の販売を停止する条例を制定しました。

今日、カリフォルニア州の議会はペット救助と養子縁組に関する法律(485)という前例のない法案が議会で通過し、大きな一歩を踏み出しました。

これにより、カリフォルニア州が商業的に飼育された犬、猫、うさぎの販売を禁止する最初の州となりました。

この法案はブラウン氏の署名待ちです。

何百もの動物愛護者、危険にさらされ影響のある動物を代表し、私は彼に強く署名をしていただきたいと思います。

子犬や子猫の繁殖場での残忍性やペットショップとのつながりはよく記録されています。

衛生的な問題も重要事項のひとつ

これらの動物たちは、一般的には、十分な獣医的なケア、食料、水、または社会的な生活が無いまま、密集した不衛生な状態で、高く積み重ねられたワイヤーの柵で暮らしています。

このような状態で飼育された動物は、伝染病や致命的な疾病や先天的な欠陥、問題行動など健康問題に苦しむこともあります。

米国疾病対策予防センター(CDC)は、39人の病人を出したペット小売り店と子犬に関わる複数の州に広がった細菌感染を現在調べています。

AB485は、全国からカリフォルニアに残酷に繁殖された動物を運ぶためのパイプラインを切断することによって、カリフォルニアの消費者が騙されず、不合理な動物の「生産」と苦しみへの貢献を防ぐのにも役立ちます。

さらに規模を拡大すると、この法律は、一般的に動物福祉に関する立法措置が地方レベルから州レベルへどのように進歩し、残虐性に対する考えを重視する文化を創り出していくのかといいった希望を示しています。

あなたはこのような進歩に貢献することが出来ます。

この条例を多くの人が知るべき

もしあなたがカリフォルニア州に住んでるのなら、ブラウン知事の署名により、傷ついて犠牲になった動物をどのくらい助けることが出来るか彼に知らせてください。

そして、あなたがカリフォルニアでは無くどこに住んでいても、動物を養子にするか、育てることを検討し、友人や家族にも同じようにすることを伝えてください。

それはあなたの地域社会における人道的な基準の進展を早め、同時に、あなたの家庭で与えたり、受けいれたりする愛情を増やします。

それは電化製品で出来ることではありません。

まとめ

日本でもよく「猫屋敷」的な感じで不衛生な環境で動物を飼育し、違法に売買しているという報道を見ます。

ルールは人間が作るものですが、守らなければ動物が不幸になるだけです。

ペットは生き物です。違法に、さらにはお金のためだけに売買されることは良くありませんと個人的にも思いますので、このような条例が制定されるのは良いことだと思います。

記者 マシュー・バーシャドカー-米国虐待防止協会(ASPCA)の社長兼CEO

HUFFPOST元記事⇒Landmark California Pet Store Ban Treats Animals As Pets, Not Products

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