元気に外を駆け回っていた愛犬が、だんだんと衰えてきて日に日にお世話の量が増えていくのは悲しいことですね。
けれど犬は人間よりはるかに早く年をとります。
ですからこれは受け止めなければならない現実です。
最後までしっかりお世話することは飼い主の責任ですから買う前に終わりのこともしっかり考えましょう。
それで今回は犬の老化の兆候と症状、対処方法を取り上げたいと思います。
老化かな?
犬にも個性がありそれぞれ異なるので、ある一つの行為が必ずしもイコール「老化」ではないかもしれません。
いくつかの点であてはまる場合はもしかしたら老化が始まっているサインかもしれません。
具体的にはこのようなものがあります。
- 寝ている時間が多くなった(反対に眠れなくなった)
- 散歩に行きたがらなくなった。
- 歩くスピードが遅くなった。ものによくぶつかる。段差があると上手に昇り降りができない。
- 立ち上がるのに時間がかかる。・飼い主が分からない。呼んでも反応が薄い。言うことを聞かなくなった。
- 呼吸するときに痰が絡んだような音がする。
- 咳をする回数が増えた。
- ずっと暖かいところにいたがるようになった。寒いのが極端に苦手でふるえるようになった。
- 遊ぶことをしなくなった。
- 口臭がする、また歯がぐらぐらする。
- 食べすぎると吐いたり下痢をしたりするようになった。
- 便秘になって、2.3日でないことがある・体に触れても反応しなくなった。
- 肉球が固くなった・毛が薄くなった
- 皮膚にいぼの様なものがある
- 眼球がゆらゆら小刻みにゆれている。
この他にもさまざまな症状がありますが、このような症状が一つ、また一つと増えていったなら老化が始まってきたサインかもしれません。
体の各部の衰えに対処
人間の場合と同じように、犬も長い間つかってきた体の器官はだんだんと機能を失っていきます。
老化が顕著に表れる体の器官とその対処法を見てみたいと思います。
・目が衰えてきた時・・・
白内障や緑内障になり目が見えにくくなる、あるいはまったく見えなくなることがあります。
どのようにその異変に気付けるでしょうか?柱やものにぶつかったり、段差に気が付かないことがあるかもしれません。
目が見えないということは当然精神にも影響するので臆病になったり、飼い主に依存する頻度が多くなりなす。
不安な気持ちからよく吠えるようになり、他の人に攻撃的になったりすることもあります。
また好奇心がなくなり走ることがなくなります。
こうした変化がみられたら、まずきちんと目が見えてるかどうかチェックしてみましょう。
チェックの方法
その方法としては、部屋の明かりを暗くして、それに犬の目を慣らします。
しばらくしたら部屋の電気をつけ犬の瞳孔が収縮したかどうかをチェックします。
もし瞳孔に変化がないなら、視力が落ちているか失っている可能性があります。
別の方法として、犬の前にものを落としてみましょう。
落ちた時に音がならない軽いもの綿やティッシュのようなものがいいでしょう。
もし犬がそれを目で追わない場合はやはり視力に問題があるかもしれません。
問題が見つかったならすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
視力が回復しない場合同居するときにいくつかの注意点があります。
まず、急に触れないようにしましょう。
目が見えないことで臆病になっているので、急にふれると驚いてかみつくことがあります。
近寄るとき触るときは前もって音を鳴らして知らせてからにしましょう。
できるだけ障害となるものを周りから排除してあげるとわんちゃんは自由に歩きやすくなるかもしれません。
また飼い主が近くにいないと不安になって吠えたりいつも探したりします。
みんながいつもいるリビングなどを所定位置にして、飼い主の匂いのついたタオルやぬいぐるみなどを近くに置いておくと落ち着くかもしれません。
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