• 2019年 12月 13日

犬の鼻の形や臭覚を詳しく解説

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犬の嗅覚の鋭さに驚く人は少なくないですね。

犬は優れた嗅覚をもっているゆえに多岐にわたる分野の仕事にもかかわっています。

どうしてそんなに細かな匂いまで嗅ぎ分けることができるのでしょうか?

人間の嗅覚とどこがちがっているのか比較検討してみたいと思います。

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犬の鼻の構造と形

犬の鼻の形は実に様々です。

目元から鼻先にかけての部分は口吻部(こうふんぶ)と呼ばれその長さ大きさは犬種によって異なります。

ボルゾイやジャーマンシェパードのように長い口吻部を持つ犬もいれば、ブルドッグやパグのようにつぶれた形をしたものもあります。

一般に口吻部の長い犬の方が嗅覚が鋭いといわれています。

それは鼻の中の嗅上皮(きゅうじょうひ)と呼ばれる細胞層の面積の広さと関係があり、それが広いほど嗅覚がよくきくということです。

想像できるように、ブルドッグなど鼻がつぶれた犬種は呼吸がしづらく鼻息が荒いです。

また上手に呼吸することができないため体温調整が苦手であることもわかっています。

また口の中に舌が収まりきらず垂らし舌などの特徴を持っているのもこのタイプの犬種です。

匂いを嗅ぎ分ける鼻

まず鼻の穴から外気を吸い込むと鼻腔(びくう)と呼ばれる部屋に外気が集まります。

鼻腔の表面は嗅粘膜(きゅうねんまく)と呼ばれる粘液で覆われていて、この粘液に吸着した外気の匂い物質が嗅神経(きゅうしんけい)を刺激します。

その後その情報が嗅球(きゅうきゅう)と呼ばれる脳に達し、そこで処理されます。

この嗅球ですが人間がおよそ1.5グラムなのにたいして、犬は中型件でも6グラムもあります。

もちろん人間の脳の方が犬よりも大きいので割合からすると人間より何十倍も多いということが分かります。

犬が敏感に匂いを嗅ぎ分けられるのはこの鼻の構造にあったんですね。

けれど理由はこれだけではありません。

鼻の外部構造にもその理由があります。

匂いの断層化をはかる

犬の鼻をじっと観察するとテカテカしているのがわかります。

犬の鼻の表面はいつも湿っています。

鼻の表面には細かい溝があってそれは鼻鏡(びきょう)と呼ばれています。

鼻鏡は涙腺(るいせん)と外側鼻腺(がいそくびせん)の分泌物によっていつも湿っており、犬種によっては一日500ml(ペットボトル一本分)もの分泌量があるようです。

その分泌物が鼻鏡にたまり、それがにおい分子を吸着してより匂いを嗅ぎ分けやすくなるということです。

分泌物が足りなくなったときは鼻の頭をなめて補うようです。

また鼻の穴の中心にある線、上唇溝(じょうしんこう)と呼ばれますが、ここにもやはり水分を蓄え、におい分子を吸着するしくみになっています。

また気付いた方はいるでしょうか?

人間の鼻の穴は円形ですが犬の鼻の穴は左右横に切れ目が入っています。

これによって鼻をピクピク動かし、正面からだけでなく横からも外気を取り込める構造になっています。

驚くべき構造ですね。

さらに人間とことなるのが鼻腔内の嗅上皮(きゅうじょうひ)と呼ばれる粘膜層の面積です。

その中には嗅細胞(きゅうさいぼう)というにおいを脳に伝える細胞があります。

嗅上皮の面積は人間の50倍、嗅細胞も約2億2千万個と人間がもつ量をはるかに超えています。

また「匂いの断層化」という特別な能力もあるといわれています。

これは多数のにおいが混じっていても、その中の個々の匂いを嗅ぎ分けることができるという能力です。

その能力によって、手荷物の中から麻薬や火薬のにおいをかぎ分けたり、さまざまな匂いがまん延しているところでも地面から犯人の足跡だけを嗅ぎ分けることができるのです。

このように犬の嗅覚がとても敏感で優れていることは、その鼻の構造から知ることができました。

犬にとって鼻から情報を知ることは私たちが想像することもできないくらい大切なことなのでしょう。

たびたび鼻の健康チャックをして、なにか異変がみられたらすぐに獣医さんにみてもらいましょう。

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トップ・アイキャッチ画像引用元:photoAC mixさんより

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One Comment

  1. 犬の豊かな感情表現「しっぽ振り」は何を表している? | ペット暮らし
    2016年2月11日 at 3:39 PM 返信

    […] ・犬の鼻の形や臭覚を詳しく解説 […]