犬も人と同じようにマッサージをされるとリラックスします。
それ以外にもスキンシップとしても有効とされます。
今回は、マッサージの目的ややり方について紹介したいと思います。
犬のマッサージの目的
一番の目的は人同様に疲れを癒す事です。
マッサージをすると、愛犬との絆を深める事になり、仲間意識を強めます。
犬は気を許さないと体を触らせる事はしません。
マッサージをするという事は犬にとって信頼している証です。
マッサージをする事で血流が促進されます。犬も運動すると血液中に乳酸が発生してpHが低下します。
さらに、疲労回復を早める為に肝臓や筋肉に還流しますが、それを促進する効果がマッサージにはあります。
また、犬の脳の快楽物質が分泌させます。
脳内麻薬の1つであるエンドルフィンが放出される事で気持ちいいと感じます。
もちろんですが、飼い主にもいい効果があります。犬に触る事は人をリラックスさせる効果があります。
最近ではセラピードッグという言葉も良く聞くようになりましたね。
犬に触っていると何か安心しますよね。
マッサージを毎日していると、小さな体の変化にも気付けますね。
何か異物がある、皮膚が赤い、毛が抜けている、痩せてきた、太ってきたなどの体の変化に気付けます。
それによって病気の早期発見ができます。
体の変化に気づく
マッサージを行うと、犬の小さな変化に気付く事ができます。
一般的な体の変化としては、体重の増減、発熱・むくみ・怪我の有無などです。
体重が減ると、寄生虫症・糖尿病・ガンなどの病気の可能性が考えられ、体重が増えると、甲状腺機能低下症や肥満などが考えられます。
他にもむくみや発熱で、フィラリア・ファロー四徴症・腎不全・ジステンパー・ケンネルコフ・肺炎などの病気の可能性が考えられます。
これらの体の変化を察知できるのは愛犬が安心して体を触らせる飼い主だけです。
飼い主だから気付けることもあります。
犬は人よりも早くその生涯を駆け抜けます。
それはどうしようもない事実ですが、飼い主の心がけ1つでその時間を延ばす事ができます。
マッサージ
筋肉には硬直と弛緩という状態があります。
筋肉が緊張状態にあるのが硬直で、リラックス状態になるのが弛緩です。
マッサージは弛緩の状態に行わないと意味がありません。
硬直状態で行うと筋肉だけにしか効果が無く、それより深くまで届きません。
マッサージは指の腹で行います。
決して指の先などではしないでください、痛いだけです。
自分でやると分かりますが、指の腹で押した方が痛くありません。
マッサージは力任せにするものではありません。
そもそも犬と人は大きさが違います。
それを考えないで行うと、気持ちいいはずのマッサージが痛いだけの拷問のようになってしまいます。
ゆったりとしたリズムで常に犬とコミュニケーションをとりながら行います。
犬を見ながら行うと、何処が気持ちがいいのかが分かってきます。
それに気持ちいいような表情をする愛犬を見るのもいいですよ。
マッサージは犬の疲れを取るのが目的なので、疲れていない時にはしないようにしましょう。
散歩の後や寝る前に行いましょう。
マッサージをしてはいけないタイミング
いつでもマッサージはしていいわけではありません。
怪我やガン、発熱を起こしている時はやらないでください。
特に癌は血流やリンパに乗って全身に行くので癌の進行を促進してしまう可能性があります。
また、食後や激しい運動の直後も避けます。
マッサージは人だけでなく犬も気持ちがいいものです。
そのマッサージの時間が不快な時間で終わらないようにしましょう。
愛犬は何よりも飼い主に構ってほしいと願っています。
その愛してやまない飼い主が行ってくれるマッサージが気持ちいいものであれば最高の時間となります。
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