犬は、季節によって毛が抜ける換毛期があります。
一般的には春と秋といわれています。
この時期に毛が抜ける理由は、春はこれから来る暑い気候に合わせる為、秋はこれらか迎える寒さに適応する為といわれます。
また、犬種によって毛が抜ける量が変わってきます。
今回は、数多い犬の中でも特に怪我向ける用が多い犬種を紹介したいと思います。
シェルティーの愛称で知られるシェットランド・シープドッグ
シェットランド・シープドッグは、イギリス生まれの牧羊犬で、原産地であるシェットランド諸島は気候条件が厳しい土地だったために、その気候に適応する為に特に寒さに適応する為に防寒性の高い被毛が必要でした。
また、シェットランド・シープドッグは被毛が2重構造のダブル・コートの犬種で、このタイプの犬種は向け毛が多いとされています。
また、皮膚が弱いので、被毛の手入れを怠ると皮膚疾患に罹患しやすくなります。
ヒーラー、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはイギリス生まれの牧羊犬で、羊などの家畜のかかとを噛んで家畜をコントロールした事からヒーラーと呼ばれています。
また、この習性は今も受け継がれ、飼い主や家族のかかとを噛む事があります。
シェットランド・シープドッグ同様に厳しい気候に合わせる為に、防寒性に優れるダブル・コートの犬種です。
ただ、小さい犬種なので、抜ける量も他の犬種と比較して特別多いわけではありません。
日本犬最大犬種、秋田犬
日本犬で唯一の大型犬である秋田犬は、狩猟犬として活躍していた犬種ですが、実際には犬種の歴史は浅い犬種で、100年ほどしかありません。
ただ、秋田犬は世界的著名人であるヘレン・ケラーと共にアメリカに渡った犬種で、第2次世界大戦後に日本に駐留していたアメリカ軍の兵士らに愛されて一時的にちょっとしたブームとなった犬種です。
どんな気候でも動ける必要があったために寒さに適応できる被毛が必要だったことから、防寒性の高い被毛となりましたが、夏場にはその被毛が邪魔となるので春の換毛期にいらない毛が抜けます。
泳ぐことが大好き、ゴールデン・レトリーバー
イギリス生まれの鳥猟犬、ゴールデン・レトリーバーは主人が撃ち落とした獲物を回収する仕事をしていて、水の中にでも泳いでいく必要から防水性に優れる被毛が必要ですが、分厚い被毛は夏場は熱がこもりやすいために、換毛期には非常に多くの被毛が抜けます。
犬最大の巨人、グレート・デーン
ドイツの使役犬であるグレート・デーンは、スムース・コートと呼ばれる短い被毛ですが、非常に多くの被毛が抜けます。短い被毛の方が、絨毯やカーペットの隙間に毛が入るので、掃除は大変といわれます。
なので、定期的なブラッシングは怠らないようにしましょう。
抜ける量は超大型犬なので、非常に多いといえます。
心優しき超大型犬、セント・バーナード
スイスの超大型使役犬であるセント・バーナードには、ロングヘアードとショートヘアードがありますが、どのタイプでも被毛がよく抜けます。
もともとアルプスという寒い地域で飼育されていた為に、防寒性に優れた被毛を持った犬種で、換毛期によく抜けます。
スイス生まれの大型使役犬、バーニーズ・マウンテン・ドッグ
バーニーズ・マウンテン・ドッグは、アルプスという厳しい気候から体を守る事に役立つダブル・コートの犬種で、寒さに対しては素晴らしい役割を担いますが、暑さには弱いので毛が抜ける事で暑さに適応します。
換毛期に以外にも毛は抜けますが、換毛期はより抜ける為に、換毛期以外より頻繁にブラッシングを行います。
万能犬、ジャーマン・シェパード・ドッグ
ドイツ生まれの万能犬、ジャーマン・シェパード・ドッグは被毛が長いタイプではありませんが、もともと牧羊犬として活躍していた為に、どんな気候にも適応する必要がありました。
そのために寒さに強く、暑さには毛が抜ける事で暑さに適応しています。
犬ぞり犬、シベリアン・ハスキー
ロシア生まれの大型犬であるシベリアン・ハスキーは、日本では漫画の大ヒットにより知名度を一気に上げ、ハスキー・ブームを引き起こしました。
寒さに強いダブル・コートの犬種で、夏場には非常に多くの被毛が抜けます。
まとめ
換毛期を含めてよく被毛が抜ける犬種は、寒さに強い犬種やダブル・コートの犬種です。
抜けた被毛をそのままにすると、吸い込んだりして犬アレルギーの原因にもなるので、抜けた毛はすぐに掃除して飼育環境はきれいにしておくようにしましょう。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:Photo AC yuichi-oさんより