日本には数種類(6種類と言われている)の日本犬と呼ばれる犬種がいます。その中で唯一の大型犬種の「秋田犬」。ここではそんな秋田犬をご紹介します。
秋田犬は忠犬ハチ公のエピソードでも有名で海外でも映画になり、日本だけでなく海外の方にも知られるようになりました。
秋田犬とはどんな犬なのか、どんな性格なのかなど調べました。
秋田犬とは?
秋田犬は秋田県原産の日本犬の一種です。
アジアスピッツ系の犬種で秋田マタギ犬が祖先です。
江戸時代から闘犬に品種改良され、狩猟犬や番犬として生まれた純血種は減少した。
大正時代になり、この純血種を護るために保存運動が広まった。昭和6年には天然記念物として認められた。
太平洋戦争で純血種が減少しましたが、その後また秋田犬を固定化することに成功しました。
秋田犬は柴犬とチャウチャウなどと同様にオオカミに近い犬とされています。
忠犬ハチ公とは?
忠犬ハチ公とはなくなった飼い主の帰りを東京の渋谷駅で約10年間待ち続けたという秋田犬の話です。
「ハチ」という名前で、渋谷駅にはハチの銅像が設置されています。
ハチは東京帝京大学農学部の上野教授に飼育されていました。
いつも仕事後には玄関先まで迎えに行き、最寄り駅の渋谷駅まで送迎していたそうです。
しかし、ハチを飼育し始めて1年余りで主人の上野教授は急死してしまいました。
その後も上野教授を渋谷駅に向かいに行くために度々脱走し、渋谷駅に向かったそうです。
ハチは渋谷駅で主人を待ち続け、約10年後に亡くなりました。ハチは渋谷駅でたくさんの人々に愛され、告別式も行われました。
2009年にはアメリカで「HACHI 約束の犬」という映画にもなっています。
秋田犬はどんな犬?秋田犬の特徴
秋田犬は大型の犬で身体ががっしりしています。
被毛はダブルコートで寒さに強い体をしています。毛色は赤、白、虎、黒、胡麻色がありますが、黒と胡麻色の秋田犬が絶滅危惧種とされています。
平均体高はオス67cm程度、メス61cmです。平均体重はオス50~49kg、メス40~50kgほどあります。
三角の立ち耳、巻き尾、密な被毛などスピッツによく似ています。
闘犬・狩猟犬として活躍していたため忠誠心が高く力も強く警戒心も強いです。番犬としても優れています。
秋田犬の性格・性質
警戒心が強く、見知らぬ人間に対して攻撃的になる傾向もあり、闘犬であったため初めて会う人には注意が必要です。
しかし、家族を大事にする犬なのでしっかり訓練すれば家庭犬としていい犬です。
身体が大きく力が強いのでしっかりしつけを行いましょう。頭が良く聡明な犬なのですぐに覚えてくれます。
運動が好きな犬なので朝夕の1時間程度の散歩が必要になりますが、力が強いのでしっかり指導できる方におすすめです。
ダブルコートのため1週間に1回程度ブラッシングを行いましょう。
特に換毛期は抜け毛が激しいため2,3日に1回ほどブラッシングなどの手入れを行いましょう。
ここでは秋田犬についてご紹介しました。
日本犬の中で唯一の大型犬で、賢く聡明な犬です。
しかし、力強い犬なのでしっかりとした躾が必要です。警戒心も強く見知らぬ人に攻撃的になる傾向があります。
秋田犬を飼育するときは秋田犬の性格と、飼い主の環境が合うか家族間で吟味してから飼育しましょう。
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