テレビなどで度々取り上げられている「猫の島」ですが、実は「猫の国」を作るというプロジェクトがあるのをご存知ですか?ここでは誰が、どこらへんで、どんな計画なのか、メディアの反応はどうなのかなどご紹介します。
「猫の国」を作る計画とは!?
このプロジェクトは保護猫カフェ「ネコリパブリック」が準備を進めているもので、無人島を購入し、生態系を乱すことなく、猫の安全を確保できる、猫の楽園を”日本から独立した国”として建国するという計画です。
この国では人間同様、猫に住民票や健康保険や年金なども用意して入れる猫にと手は至れり尽くせり場所です。
実はこの計画はエイプリールフール用の企画で、猫の国になる予定の島などは未定なようです。
しかしこの企画が1万人以上に指示されれば、資金募集を開始するとしているので、もしかしたら計画が実行される日が来るのかもしれません。
どの無人島を購入するのか?
残念ながら、まだどこの無人島を購入するかは決まっていないようです。
日本から独立した国を作るということは日本周辺の無人島だろうことはわかりますが、計画が実行されるかもどうか分からない段階のため未定のままのようです。
猫の国の暮らし方は?
エイプリールフール用の企画でしたが、猫の国では完全室内飼育で固体管理を行い、病気の猫には猫ホスピスを用意したり、白血病の猫用のシェルター、子猫シェルターなども用意し、健康面や病気管理などもしっかり行うようです。
メディアの反応は?
「猫の島は素晴らしい」、「移住したい」などのこのプロジェクトを応援する声も多くあるようです。
しかし、無人島を購入し猫を飼育することにより「元々あったその島の生態系が乱れるからやめるべきだ」、「無人島に影響なく開拓はできるはずない」、「馬鹿げている」などの反対の声もあるようです。
猫は無人島にとっては外来種となります。
逃げ出し、もともと存在する在来種を脅かす存在として猫が「悪者」になってしまうことなどを危惧し反対している方が多いようです。
ここでは「猫の国」についてご紹介しました。猫の国を実現させようとする動きもありますが、動物愛護の観点から反対する動きもあります。
猫はもともと肉食で狩をする生き物ですので、室内飼育といえど、脱走した際にもともとある無人島の生態系を壊す事態になるかもしれないという懸念も叫ばれています。
現在、猫の島と呼ばれる島は山口県の平郡島、同県の笠戸島、同県の祝島、香川県の伊吹島、福岡県の志賀島、同県の地島、同県の能古島、熊本県の湯島、佐賀県の加唐島など沢山の島があります。
島で暮らす猫たちはのんびりきままに生活し、時には人と戯れ、時には道路の真ん中で昼寝をするなどのびのびと生活しています。猫の独立国家が誕生するかどうかはまだわかりませんが、気になる方は猫の島に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC 由華。さんより