実は「猫は餌よりもマタタビよりも人間が好き」という話、聞いたことはありますか?
どちらかというと猫より犬の方が、「人間が好き!」というイメージが強いですが、実際のところ猫は人間が好きなのか、それとも場所が好きなのか調べてみました。
猫は人間が好き?
猫は自由気ままに生活するという印象が強く、犬好きな人には少し物足りないなんて感じることも多くあるかもしれません。
しかし、少しわかりずらいかもしれませんが猫も人間と共に生活することに喜びを感じているのです。
実は猫は何が好きなのかという実験が行われていて、「猫は餌よりもマタタビよりも人間が好き」という結果がでているようなのです。
どんな実験なのか?
クリスティン・ビターレ・シュリーブ氏をはじめとするオレゴン州立大学の研究チームが「猫はどんな刺激を非常にに喜ぶのか」を調査しました。
実験内容は飼育されている飼い猫23匹、保護猫22匹の全55匹に行われました。食べ物、おもちゃ、におい、人間との交流といった4種類の刺激からどの刺激を最も好むのかという実験です。
猫を1匹に隔離した状態から食べ物(マグロ、鶏肉、猫用おやつ)、おもちゃ(羽根、ネズミのおもちゃ、針金の先に厚紙のおもちゃがついたもの)、におい(アレチネズッミのにおい、西洋のマタタビと言われるイヌハッカのにおい、他の猫のにおい)、人間との交流(撫でる、話しかける、おもちゃを使い一緒に遊ぶ)の刺激の中からどのくらい時間を過ごすかを調べました。
実験結果は…
結果は「人間との交流」を一番好むというものでした。
55匹中、きちんと実験をこなせたのは38匹だけだったようですが、19匹の猫が人間との交流の時間を楽しみ、14匹の猫が食べ物を、4匹がおもちゃ、1匹が臭いという結果になったようです。
飼い猫であろうと、保護猫であろうと違いはなかったようで、どんな猫も人との交流を楽しむという結果になりました。
しかし今回は38匹という少数の猫の行動なので、ずべての猫が同じかというと猫により性格も異なるので一概には言えないようです。
猫を科学的に実験しわかったこと
猫を研究したオレゴン大学では猫を科学的に実験して判明したことを公開しています。
「猫は思ったより社交的な動物」、「猫はちゃんと人間の気持ちを読んでいる」、「猫は数を数えられる」、「猫にも時間の感覚はある」、「猫にも対象の永続性の能力はある」、「猫は原因と結果の関係を理解していない可能性あり」、「猫にも認知症は起きる」の7点わかったそうです。
猫は気ままに生活しているように見えて、人間が好きで、人間の気持ちを理解し、飼い主が落ち込んでいるときは頭をこすりつける行動が増えたそうです。他にも数を数えられるという賢いところや、原因と結果が結びつかないというところもあるようです。
ここでは猫は餌よりもマタタビよりも人間が好きという実験についてご紹介しました。
猫は実は賢いようでどこか抜けていたり、人間の気持ちを理解し寄り添うなどの犬にも負けず飼い主を思ってくれる愛らしい動物です。
近年のネコブームの裏にはこういった猫の性格が関係しているのかもしれませんね。
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