• 2018年 10月 17日

アメリカにおける「ペット虐待」、「DV(ドメスティック・バイオレンス)」の現状

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DV(ドメスティック・バイオレンス)は何も人間に限ったことではありません。

ペットもその対象になるということを忘れてはなりません。

動物好きとしては弱いものに暴力を振るうことなんて考えられませんが、現実問題として実際あるのです。

米国虐待防止協会(ASPCA)のマシュー・バーシャドカー氏はペットにおける家庭内暴力について米国のニュースサイト、「HUFFPOST」に記事を投稿しています。

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以下、翻訳文となります。

人間同様、ペットもDVの被害に

2016年におけるニューヨーク州にある家庭内暴力ホットラインに寄せられた問合せ件数は、8万3687件でした。

これは、なんと一日で平均225件以上もの問い合わせです。

家庭内暴力の加害者と被害者との間に、どんな悲劇的なシナリオがあったのか想像できるでしょうか?

また、このような事件には、重要な役割を担う別の被害者がいます。それは家族同様として飼われているペットです。

家庭内暴力の被害者の25%が、彼らが飼っているペットを心配するあまり、暴力的な加害者のところに戻っていくことが報告されています。

そして、パートナーがペットに危害を加えたり殺したりすることを恐れ、多くの人は加害者から去ることを躊躇するのです。

さらに、生存者の71%は、彼らのパートナーが、力を保持し被害者をコントロールするため暗黙のうちに、または明示的にペットを脅しているのです。

被害者とペットが危険な状態にあるのは明確です。

しかし、これらの事件の解決策も明確であります。被害者がペットとともに安全に離れられるようにし、両者に住居を提供することです。

しかし、その目標までの道のりには、多くの障害がたちはだかっています。

まず、アメリカ国内全土の家庭内暴力被害者のシェルターでは、3%ほどしか被害者とともにいるペットを収容できません。

また、ペットに安全な避難場所を確保するには、被害者にとってほとんど無いと思われる時間と資源が要求されます。

URIPALS(People and Animasl LivingSafely)というプログラム

一部の地方の団体が、そのチャレンジをするために立ち上がっています。

2013年、ニューヨーク市で家庭内暴力プログラムとサービスを提供しているアーバンリソース研究所は、家庭内暴力の生存者がペットと共に暮らせるように、施設の中においてペットのためのケージとプライべートエリアの提供を可能にするURIPALS(People and Animasl LivingSafelyの略)プログラムを打ち出しました。

ASPCAは、助成金、育成、ASPCA動物病院でのサービスを促進し、URIPALSへのサポートを継続的に行っています。

アイオワにある家庭内暴力介入プログラム(DVIP)は、2016年にアイオワ市の施設に犬舎と猫の避難所を追加しました。

同市は10年以上にわたり緊急をせまられたペットとその飼い主に住宅を確保してきました。

そして今月、アラバマのシェルビーヒューマンソサエティは、ペット安全プログラムを2018年にオープンすることを発表しました。

その先駆けとして地域の家庭内暴力団体と協力して、家族が再び安全に暮らせるようになるまで、ペットの里親家族、動物の寄宿施設、獣医師を配置しています。

もし、あなたとペットのために安全な場所を探す必要がある場合は、動物福祉機構(Animal Welfare Institute)による相互作用する案内図が、ペットを受け入れるシェルター、また家庭内虐待の被害者を助けるためのガイダンスやその他の方法も提供してくれます。

より広い規模でみると、米国議会では、米国の議員であるキャサリン・クラーク(D-MA)とイリーナ・ロス・レーティネン(R-FL)は通路の両側から235人以上の共同スポンサーの支援を得ているパウズ法(PAWS ACT Pet and Woman Safetyの略)を紹介しました。(HR909)

同じ法案が、上院議員のゲイリーピーターズ(D-MI)とディーン・ヘラー(R-NV)、そして28人以上の共同スポンサーにより、上院で紹介されていました。(S.322)

この法律は、国内住むパートナーの動物を標的にし故意に脅かす、嫌がらせをする、傷つける、または殺すことを犯罪とします。

法的な整備が必要

さらに、被害者がペットを安全に保護し、獣医による治療にかかった費用の回収を助ける連邦助成金プログラムを制定し、家庭内暴力犠牲者のペットに対する拡張された法的保護の必要性があることを強調しています。

米国全州の半数以上が家庭内暴力犠牲者のペットを法的に保護する法律を制定していますが、連邦法は、広い規模で文明社会における人やペットに対しての暴力は容認されないという決定的なメッセージを送っています。

これから家庭内暴力の被害者やペット守るための提出される法律は必ず通ることになるでしょう。

記者 マシュー・バーシャドカー-米国虐待防止協会(ASPCA)の社長兼CEO

HUFFPOST元記事⇒Domestic Violence Awareness Month is About Protecting People and Pets

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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC kkphotoさんより

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