疲れた時や精神的に辛い時など犬に癒された経験ありませんか。
犬には癒しの力があり、近年では病院や老人介護施設などでもドッグセラピーなどを取り入れていることも数多くなりました。
できたらうちの犬もセラピードッグにしたいと思う飼い主さんもいるでしょう。
しかし、セラピーには訓練や管理が必要になります。
ここでは家で飼育している犬をセラピードッグに認定させるためのステップについてお話します。
セラピードッグになるためには?
セラピードッグになるためには、特別資格が必要というわけではありません。
しかし、何かがあった時のために資格を取っておいた方がいいでしょう。
セラピードッグの資格を発行している団体は複数ありますが、そのひとつにNPO法人日本アニマルセラピー協会のセラピードッグ認定試験があります。
それを受験し、合格する必要があります。
受験資格は・・・
・生後8カ月以上の犬
・ワクチン接種が済んでいる
・トイレのしつけができている事で、
合格の目安として・・・
・誰にでも懐き、
・他の犬といても仲良くできる事
・座れ・待て・伏せなどのしつけができる
・無駄吠えなどの問題行動を起こさない事があげられます。
試験内容が実技試験薬30分で、費用は受験料5000円、登録料は25000円、認定犬用ドッグタグは大型犬4500円、中小型犬用3500円となっています。
セラピードッグ試験はどんなことをするの?
セラピードッグの試験では、飼い主さんの指示に従うかはもちろんの事、飼い主さんの横について行動できるか、飼い主さんが支持した内容を忠実に再現できるか、車いすなどを怖がることはないか、急に体を触られる、もしくは後ろから触られても平気かどうか、抱っこされても平気かなどを見られます。
セラピードッグは不特定多数の人に体を触られる仕事です。
急に触られたり、犬にとって苦手な鼻先や足先を急に触られることもあります。
そんな状態になった時に、平気かどうかはとても重要なポイントなります。
セラピードッグになるための必要なしつけとは?
セラピードッグになるためには基本的なしつけをする必要があります。
トイレトレーニングはもちろんですが、病院や老人介護施設などで大きな声で吠えるというような行動を起こす犬はセラピードッグにはなれません。
飼い主さんの指示に従い、仕事中は我を忘れて興奮する事のない犬が望ましいです。
そのためには、座れ、伏せ、待てなどの基本的なしつけ以外にも飼い主さんの横を歩く訓練、全身を触られることに抵抗をなくすための訓練なども必要です。
全身を触られることを嫌がらなくするためにはその犬の性格も関係してきます。
元々、触ると怒る部位が一か所でもあるのであれば、セラピードッグになること自体をあきらめなければいけない事もあります。
セラピー中に万が一、噛みついた引っ掻いたなどの問題を起こしてしまうと、大問題に発展する可能性もあります。
基本的に飼い主の所有物である犬が他人に噛みつく怪我をさせてしまった場合は、傷害罪になる可能性もあるため、性格上問題がある場合はセラピードッグを諦めたほうが良いかもしれません。
さいごに
ここでは自宅で飼育している犬をセラピードッグに認定させるためについてお話しました。
セラピードッグの認定を取得するためにはNPO法人日本アニマルセラピー協会が主催する試験に受験、合格する必要があります。(セラピードッグ資格認定の発行団体は複数ある中で本記事ではこちらを紹介。)
試験内容はそこまで難しい内容ではありませんが、基本的なしつけや体を触られる事に対して嫌がらない事が必須条件になります。
うちの犬は人懐っこいし、しつけもきちんとできてるからセラピードッグになれるかも、と思っているのであれば、一度受験してみてもいいかもしれませんね。
関連記事
トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC アニマルセラピーイメージ Kuaより
アメリカで犬が警察署の正式スタッフとなる。 | ペット暮らし
[…] うちの犬をセラピードッグに認定させよう! […]