セキセイインコは値段も大きさもペットとしては比較的お手ごろで幅広い層から支持されます。育て方がうまくいくと非常になつき、言葉も覚えるので面白さは十分感じられます。また色も豊富でたくさんの角度から楽しめるペットです。今回はそんなセキセイインコについて季節ごとでの育てる上での注意点をまとめました。
セキセイインコの起源
セキセイインコは一体どこが発祥なのでしょうか?
セキセイインコが誕生したのはオーストラリアと言われています。日本にやってきたのは明治時代とされ、観賞用の鳥として愛されてきました。
また現在はカラーバリエーション豊富ですが、当時は緑と青のみだったらしいです。大道芸などをする芸人の中でもっと色が豊富でも良いのではないかと考えられるようになり、品種改良の結果、欧州でカラフルなセキセイインコが増殖したと言われています。
春はベストシーズン、梅雨や夏は最悪!!
人間もそうですが、鳥類にとっても「春は過ごしやすいシーズン」です。
実はセキセイインコを繁殖するのに適した季節でもあります。新鮮で活気のある野草、植物をエサとしてあげるのも良いでしょう。
もちろんその際は農薬や、排気ガス、猫や犬の糞尿などが付着していないキレイな植物を選定しましょう。
家の中でケージに入れて飼っている場合は、定期的に窓を開け換気をすると共に、日光浴をさせてあげられるような場所にケージを移動させるのもグッドです。
また春が過ぎ「梅雨」、「夏」には十分気をつける必要があります。
セキセイインコは暑いと感じたり、湿気を感じたりすると、クチを半開きにし、翼を体から浮かせ、熱が体に貯まらないようにする仕草を見せます。この仕草を見たら暑さやジメジメ感を感じてるのだと理解してあげ、できるだけ涼しく、湿気の少ないところに移動してあげましょう。
セキセイインコの故郷、オーストラリアを考えると、日本の気候は少し酷かもしれません。日本とオーストラリアで降水量を比べたら7~8倍ほど日本の方が雨が降るらしくセキセイインコにとっては湿気が多く、ジメジメしている季節なのです。
できることなら極端に冷やし過ぎない程度でクーラーや除湿機を使用し、なるべく湿気から逃してあげましょう。
秋、蓄えをさせておこう!!
春と同じく、秋はセキセイインコにとっても過ごしやすい季節です。
しかし昼と夜での温度差が急激に出てくる季節でもあります。もし、セキセイインコが羽を膨らませている仕草を見せていたら、それは寒がっている証拠です。
ぜひ温かいところやビニールシートをケージに掛けるなどの寒さ対策をしてあげても良いでしょう。
さらに秋は梨やブドウなどの果実が豊富に取れるシーズンでもあります。飼っているセキセイインコが果実が好きならばたくさん食べさせてあげて寒くなる季節に備えるようにさせましょう。
寒い冬は苦手!
セキセイインコは冬がとても苦手です。
鳥も人間も同様ですが、「冷え」は万病の元と言われています。人間は服を着たり、カイロを貼ったりするという寒さ対策ができますが、セキセイインコはできませんので、寒くないかどうか飼い主が率先して注意をする必要があります。
必要であればケージに取り付けられるタイプのヒーター電球を付け、保温できるようにしたり、保温シート(ビニールシート)をケージに被せるるのも良いでしょう。
またできることなら「日光浴」をさせてあげて下さい。あまりにも寒い日に外に出すのは良くないですが、日差しがある日はほんの数分で良いので実行してみてください。
生きるうえで必要なビタミンDの生成をするために日光に当たりますが、UV(紫外線)による悪影響の方が心配なので長時間は禁物です。
ほんの数分でビタミンDは生成することができるのでそんなに手間ではないはずです。窓越しの日光浴でも問題ないでしょう。
このように季節によって注意点があるセキセイインコ。しっかりと様子を見てストレスが無い飼い方を目指しましょう。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:PhotoAC acworksさんより
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