アリゲーターガーってどんな生き物か知っていますか?
近年では日本各地に存在していて最大で全長2メートルほどにもなる大きな肉食魚類です。アリゲーターガーは外来種で、日本にもともと住んでいる在来種への影響も懸念されています。
ここではそんな危険なアリゲーターガーの生態から、アリゲーターガーの魅力についてご紹介します。
アリゲーターガーのどんな生き物?生態について
アリゲーターガーとはレピソステウス目レピソステウス科アトラクトステウス属に分類される淡水魚です。
ミシシッピ川、リオグランデ川などのアメリカ、メキシコなどに分布しています。湖や川などの比較的流れが穏やかな場所にこのんで生息しています。
しかし、アリゲーターガーは海でも生存する個体もおり、淡水と海水どちらにも生息しています。
日本にはもともと存在しないアリゲーターガーは海外から観賞用として持ち込まれていたのが、脱走もしくは無責任な飼い主により川に放されたのが原因で日本の川などにも「外来種」として生息するようになりました。
本来の生態系を崩してしまう恐れのあるアリゲーターガーはたびたび問題になり、テレビやニュースなどで取り上げられています。
何を食べるの?アリゲーターガーの飼育方法
アリゲーターガーは肉食で、魚や甲殻類を食べています。
まだ孵化したばかりのころはプランクトンなどの小さい生き物を食べ、稚魚まで成長すると水に住んでいる昆虫や小さな甲殻類などを、成長するにつれて大きな魚などを食べるようになります。
大きく成長すると全長2メートルほどにもなり、口の中にはギザギザした歯も生えています。
比較的に穏やかでおとなしい性格といわれているアリゲーターガーですが、ワニのような口をしているので噛まれたら確実に怪我をしてしまいますので、注意が必要です。
アリゲーターガーを飼育するときは大きく成長することを視野に入れて3メートルほどの大型の水槽が必要になります。餌は小さい段階では冷凍赤虫などを与え、成長してからは生きた魚などを食べるので、メダカなどの魚を水槽の中に一緒に泳がせておきます。
アリゲーターガーの成長に合わせて餌も変えていかなければなりません。
飼育するうえでの注意点
アリゲーターガーを飼育するうえでの注意点はやはり大きさです。
大きくなると全長2メートルにもなります。
飼育していくと大きく成長し、途中で飼育できないから放流するなんてことはあってはいけません。
さらに、大きくなればなるほど餌代もかかってきます。
さらに、水槽の大きさを変えたり、水道代もかかります。小さいうちはよくても大きくなったときにちきんと飼育できるのか、しっかり考えてから飼育するようにしましょう。
飼育し始めたら責任を持って飼育しましょう!
初めは赤虫などの昆虫や虫などを食べますが、大きくなると生き餌が必要になります。
メダカなどが泳いでいるのが好き、魚を好き、ただ楽しみたい、という方には不向きかも知れません。
生き餌がどんどん減っていたり、食べられる姿は単純にその魚が好きな人にはショックかもしれません。
生き物を飼育するときにはその生き物がどんな性格、何を食べるのかなど、しっかり調べてから飼育するようにしましょう。
まとめ
ここではアリゲーターガーの飼育方法についてご紹介しました。
アリゲーターガーと検索すると、観賞用だったのが疑わしいぐらいに成長した姿の写真なども出てきます。
しかし、本来は日本の川で釣れるはずのない魚です。無責任な人間がしてしまったことが他の日本にしかいない魚の存在を脅かしているのです。
飼育すると決めたからには最後まで責任を持って飼育するようにしましょう。
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