犬にはいくつか食べてはいけない物があります。
中毒症状が起こったり中には命に係わる状況に陥ることもあるのです。
大切なワンちゃんが不慮の事故で亡くなるなんて耐えられませんよね。そんな悲劇を起こさないためにも知っていても良い情報であります。
ここではそんな犬の食べてはいけない物を一覧でご紹介します。
タマネギなどのネギ類
※画像引用元:PhotoAC Green Planetさんより
ネギ類は与えると犬の血液の中の酸素を運ぶ赤血球に反応し、赤血球を壊してしまいます。
溶血性貧血や血色素尿症などの病気を引き起こす可能性があります。
万が一食べてしまった場合はすぐに動物病院に連絡し、吐かせる処置などを行います。
一度体の中に吸収されてしまった場合は、消化されたことにより起きる症状に対して治療を行います。
昔からネギ類は犬に与えてはいけないと有名で知らない人はほとんどいないと思いますが、スープなどにも赤血球を破壊する物質が含まれるため飲ませてはいけません。
チョコレート・ココア
※画像引用元:photoAC チョコラテさんより
チョコレートやカカオに含まれるカカオは心臓などの血管や脳の中枢神経に作用する働きがあります。
食べると下痢・嘔吐の症状が現れ、死に至るケースもあります。
反応するかしないかは個体差があり、食べても症状が出ないことや少量しか食べていないのに命に係わる状態になることもります。
どちらにせよ、与えないようにしましょう。
ぶどう・レーズン
※画像引用元:photoAC change_of_paceさんより
急性腎不全や中毒症状を引き起こす危険性があります。干しブドウもブドウの皮ですら危険です。
飼い主が食べるときには注意が必要になる食べ物です。
アボカド
※画像引用元:PhotoAC akizouさんより
アボカドは森のバターと言われるほど、カロリーが高いので過剰摂取により肥満や消化器症状、膵臓障害など引き起こす可能性があります。
アボカドの種は中毒になる可能性があるので与えないようにしましょう。
キシリトール
※画像引用元:PhotoAC 青ペンさんより
大量に食べると急激な低血糖を引き起こすことがあります。
昔は市販でも犬の歯の健康を考え、犬用のおやつなどで販売されていましたが、死亡例などがあってから現在ではほとんど売られていません。
人間用のキシリトールが含まれたおやつなどは与えないでください。
生肉
※画像引用元:PhotoAC はなたれ君さんより
生肉には寄生虫や病原菌などが含まれている危険性があります。
生肉では与えず、十分に火を通しましょう。
BSE感染牛肉などは加熱しても感染を防げません。
見た目では判断することができませんので、肉を犬に与える場合は国産のどこで生産されているかしっかりわかるものを与えたほうがいいでしょう。
過剰に食べてしまうと危険な食材(卵白・イカ・タコ・乳製品)
※画像引用元:PhotoAC naonさんより
生卵の卵白を与えるとピオチンという栄養素が不足してしまいます。
与えるときは加熱するか、全卵で与えるようにしましょう。
イカ、タコは消化吸収が悪く、犬がお腹を壊してしまいます。イカ、タコに関しては与えないほうがいでしょう。
牛乳などの人間用乳製品にはカルシウムが多く含まれていますが、乳糖を消化できない犬もいるため注意が必要です。
下痢や嘔吐などの症状が現れることもあります。ヨーグルトなど与えるときは無糖を、ティースプーン1杯程度の少量から始めてみましょう。
まとめ
人間は大丈夫でも犬には与えてはいけない食べ物は意外に多くあります。
ネギ類は有名なもののスープなどの汁にも有害な物質が含まれています。
人間のものを与える場合は良く調べてから少量ずつ与えるようにしましょう。
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